まだ岡山では報告例がありませんが昨年末中国から流行した新型コロナウイルス感染症が国内でも感染経路が不明の患者様が出てきており、いつ自分たちの地域にやってきてもおかしくない状況になっています。

 

ニュースや新聞などでも報道されている通りこの感染症の多くは(8割)は軽症で風邪症状などで治ります。

ただ年齢や基礎疾患により重傷度や死亡リスクが異なり、いかに患者数を増やさないかが重要になってきています。

 

沖縄県立中部国際病院の高山義浩先生が先日Facebookで下記のような図を提示されていました。

わかりやすい図で引用しても問題ないとのことで引用させていただきます。

 

 

通常の風邪では数日で症状のピークを迎えその後徐々に改善していきますが、この新型コロナ感染症では症状が長引くのが特徴とされています。

そのため4日以上続く発熱や倦怠感、および呼吸器症状が受診の目安と政府より発表されているわけです。

 

ここで重要なことは周りに感染を広げないためにすぐに医療機関を受診するのではなく自宅安静して症状が続く場合には帰国者・接触者相談センターに電話でまず相談することです。

岡山県ではhttps://www.pref.okayama.jp/page/648845.htmlこちらになります。

感染したかもとお考えになられた際にはまず上記相談センターに連絡しその指示に従ってください。

 

当院にも数多くの風邪症状の患者様が受診されることがあります。

院内感染に注意が必要で当院スタッフ間でも手指衛生やマスク着用など感染対策をこれまで以上に徹底しております。

今後感染対策の観点からしばらくの間ネブライザーなど一部治療を見合わせことも検討しております。

 

皆様におかれましては十分お気をつけ下さい。

 

倉敷市児島柳田町598ー2

小河原耳鼻咽喉科

小河原 悠哉