こどもの成長、発達には良好な睡眠がかかせません。

 

しかし小児の睡眠障害がここ数十年で増えていると報告されています。

 

2歳児で22時以降に眠る子の割合が2010年時点で35%もあったそうです。

 

睡眠障害は眠たい、頭痛がするといった身体障害に加えてイライラや集中力・記憶力の低下などにつながります。

 

人は朝起きて、日光を浴びて15時間後に眠くなるといったリズムがあります。

 

朝は早めの時間にカーテンを開けて起きることが重要です。

 

また入眠前の照明も重要のようで夜間には暖色系の電球が睡眠には良いようです。

 

読み聞かせや、子守唄にも睡眠に良好な影響があったと報告されています。

 

逆にテレビやパソコン、ゲームと言ったスクリーンメディアは入眠障害・中途覚醒の原因になります。

 

American Academy of Pediatricsでは

 

18ヶ月未満の小児ではスクリーンメディアを控える、18~24ヶ月では親の付き添いと内容説明が必要、2~5才児では1時間以内で親の付き添いと説明が必要、6才児以上でも使用に制限をかけることが必要と勧告されています。

 

寝る前についついテレビをみてスマホを触ってしまいますが、睡眠には良い影響はありません。

 

子供だけではなく大人も見本になるべく寝る数時間前からはスクリーンメディアは控え、間接照明の中本を読んだりして寝るのが良さそうです。

 

倉敷市児島柳田町598-2

小河原耳鼻咽喉科

小河原悠哉